ビジネスマナー

身だしなみを整えて第一印象をアップ!ビジネスマナーの基本である好印象な身だしなみとは

ビジネスマナーは敬語や立ち振る舞いの事だけだと思っていませんか?
ビジネスマナーには身だしなみも大切な要素です。
人は見た目で評価の多くが決まるという調査結果もあり、身だしなみの良さから信頼感が醸成されるということも少なくありません。
しかし、身だしなみについてのビジネスマナーは「知っていて当たり前」という認識が強く、あまり身だしなみに特化した書籍はありません。

今回は、分かりやすくビジネスマナーにおける身だしなみについてお伝えします。
全てすぐに実践できる事ですので、参考にしてください。

ビジネスマナーに身だしなみが重要な理由

ラフな服装が規律を乱し社会的に好ましくない事は分かるものの、きちんとした身なりであれば、細かいマナーは必要ないのではないかと考えていませんか?それは違います。身だしなみを整える事は相手への敬意を表現しています。
「あなたに会うために身だしなみを整えて参りました」という事ですね。

マナー違反では自分が恥をかくだけでなく、相手にも失礼だという事です。
ビジネスマナーを気にしない方には細かい事は気にならないかもしれません。
しかし、ビジネスマナーを理解している多くの社会人には、マナー違反の身だしなみは非常に目につくものであり、相手の評価を下げるものです。

人は印象を重んじるもの、一瞬で決まってしまう印象は身だしなみが全て

人には出会った数秒で相手の印象を決めてしまう特性があります。
また、その印象はその人の評価に大きく影響します。
数秒で伝わる事といえば、せいぜい挨拶程度が限界です。

どんなに交渉力があり仕事ができる人間だとしても、その能力は数秒では伝わりません。
やはり基本的には外見で印象が決まってしまうものなのです。
逆に、印象さえ良ければその後の交渉や営業がスムーズに行くプラス要素になるという事です。

第一印象を悪くしてしまうと、マイナスポイントスタートになり回復は難しい

身だしなみや挨拶で第一印象が悪くなってしまった場合はスタートラインからマイナスポイントがついた状態です。
自分の判断の誤りを認めるのは位の高い人ほど嫌がる傾向にあります。
そのため第一印象を覆すのも簡単でない事で、多くの労力が必要となります。

身だしなみのビジネスマナーは他のマナーと違い練習の必要がありません。
ビジネスマナーの中で一番簡単に取り入れられるものであるといえます。
すぐ習得できるものですので、早速実行しましょう。

基本のビジネスマナーを守った身だしなみと心掛け

ビジネスマナーの身だしなみの基本は非常に分かりやすく簡単です。
清潔・上品・控えめ。この3点を心掛けましょう。
業種や職種により多少の違いはあるものの、やはりこの3点が守られている人の印象は悪くはなりません。
性別別に要点をまとめましたので、ご確認ください。

男性の場合

スーツ

スーツは清潔感を保つ事の他に、サイズ感が非常に重要です。
大き過ぎてもフィットし過ぎても格好の悪いものになります。
今は低価格でもセミオーダースーツも購入できますので、自分の体型に合ったものを選びましょう。色は黒・紺・グレーが良いです。

シャツ

きちんとアイロンがかかった華美でないものにします。
襟汚れや袖汚れにも注意しましょう。

靴下

紺色や黒色が良いです。

踵が薄くなったりする前に定期的に新品と取り替えます。

ネクタイ・鞄・靴

ビジネスにふさわしいシンプルなデザインのものが一番です。

髪・ヒゲ

基本的には黒髪が一番無難です。定期的にカットに行き整った状態を維持しましょう。
ヒゲは剃り残しのないように気をつけます。

指先は名刺交換や書類を渡す時などに意外と注目されています。
印象をよくするためにネイルサロンに通う男性もいるほど、爪は清潔感を左右させるパーツなのです。
短くカットし、爪の間の汚れのないようにします。

女性の場合

服装

女性の場合もスーツは男性同様にサイズに注意します。
自分のサイズに合ったスーツを着用しましょう。
色は黒・紺・グレー・ベージュ等の定番色が良いです。

スーツ以外の服装の場合は、体型が出過ぎないように注意します。
胸元やスカートの長さにも気をつけて下品にならないようにしましょう。
基本的に控えめ・上品さを心掛けた服装を選びます。

ストッキング

無地のものにします。基本的には肌色が良いでしょう。

髪型

ヘアカラーは暗めの色が良いです。
長い髪は清潔感に欠けますし、暗い印象を与える場合もありますのでまとめましょう。
ヘアカラーについては会社規定がある場合が多いので確認しておきます。

メイク・ネイル

ナチュラルを心掛けます。
アイメイクは派手にならないようにしましょう。付け睫やカラーコンタクトレンズはビジネスの場ではあまりふさわしくありません。
ネイルに関しても上品なものにして個性的なものは避けます。ピンクやベージュが無難です。

アクセサリー

派手なものは避け、上品で目立たないものにします。

ピンヒールは仕事の妨げになる場合がありますのでオススメしません。
また、指先や踵の露出が多いサンダル・ミュールは避けましょう。
汚れのないように手入れします。

香水

ほんのり香る程度にして強い香りのものは止めましょう。

スーツの場合もですが、オフィスカジュアルが基本の職場などでは初めは何を揃えて組み合わせれば良いのか分かりませんね。
流行の奇抜なファッションではなく、今の時代の控えめオフィスファッションを学ぶためには雑誌も有効ですが、インスタグラムがとても便利です。
自分の好みと、ビジネスマナーの基本条件である清潔・上品・控えめが両立できるものをピックアップしていきましょう。そうすればビジネスの場でもファッションを楽しむ事ができます。

季節別ビジネスマナーを守った身だしなみの注意点

ビジネスマナーを守った身だしなみの基本をお伝えしましたが、季節によって状況が変わります。
特に間違いが多い夏と冬の身だしなみの注意点をまとめました。

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