社会常識やビジネスマナーの知識や能力などが問われるのが、ビジネスマナー検定です。
文字通り、取得することで、どんな社会でも通用するビジネスマナーについての知識や能力が身に付きます。似たような検定も多くて困惑するという方も少なくありませんが、代表的な「ビジネスマナー検定」についてご紹介していきます。
社会で働く人間として活躍する方や活躍中の方、新人教育でマナーを指導する方などにオススメです。
ここでは、検定の概要や合格率、問題例、検定のメリットなどをまとめてご紹介していきます。
ビジネスマナー検定とは?
ビジネスマナー検定は「ビジネスマナー実務検定」とも呼ばれ、社会における常識やマナーの育成を目指しており仕事をしている人としての判断や行動、マナー、話し方、人間関係などが十分理解しているかが問われ、ビジネス社会の基本的なルールが身についているかどうかの証明となる資格がビジネスマナー検定です。正式名称は「文部科学省後援 ビジネス実務マナー技能検定試験」です。
これから社会に出る、転職で職場が変わるという方、ビジネスマナーを教育する立場の方などにオススメの検定です。
ビジネス実務マナー検定の概要
ビジネス実務マナー検定は、毎年6月と11月の年2回受験することができ、受験日程は公式サイトよりアナウンスされます。
受験資格は特になく、3級、2級、1級の3段階のうちから受験可能となっています。
検定試験の形式としては、3級と2級では、マークシート方式で複数の回答から正しい回答を1つ選択する方法が8割、残りの2割が記述問題となっています。
1級の問題では、全て記述問題となっており、筆記試験に合格すると、二次試験で面接問題があります。
合格率は?
2019年6月23日に行われた第57回の受験合格率はこのようになっています。
各級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
3級 | 2,768人 | 1,617人 | 58.4% |
2級 | 1,423人 | 828人 | 58.2% |
1級 | 86人 | 34人 | 39.5% |
2018年11月18日に行われた第57回の受験合格率はこのようになっています。
各級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
3級 | 2,884人 | 1,751人 | 60.7% |
2級 | 1,409人 | 849人 | 60.3% |
1級 | 80人 | 40人 | 50% |
3級は社会人として一般的なマナーの理解が問われ、新入社員程度のビジネスマナーレベルです。しっかりと勉強していれば合格できるでしょう。
2級は、社会人としての一般的な常識やマナー、技能が求められ、社会人経験がある程度ある人ならばしっかりと勉強していれば合格できるでしょう。
1級は、社会人として高い技術や知識が求められ、合格までの難易度があがります。
2019年6月に行われたビジネスマナー検定1級の合格率は40%を切っていますね。
試験会場は?
試験会場は日本各地で受験することができるので、お住まいから近い会場で受験することができます。
東日本:札幌市(北海道)、仙台市(宮城県)、成田市(千葉県)、北区(東京都)、横浜市(神奈川県)、上越市(新潟県)、松本市(長野県)、名古屋市(愛知県)
西日本:大阪市(大阪府)、広島市(広島県)、福岡市(福岡県)、熊本市(熊本県)
上記の中の地区から受験することが可能です。
ただし、地区内の会場を希望することができないため注意しておきましょう。
受験する会場は、受験票に記載されています。
小見出し:受験料は?
受験料は下記の通りになります。
受験料 | |
1級 | 65,00円 |
2級 | 4,100円 |
3級 | 2,800円 |
1・2級 | 10,600円 |
2・3級 | 6,900円 |
3級では2,800円とそこまで高くなく、2級と合わせて受験することもできます。
試験時間も3級、2級、1級ともにバラバラな時間となっています。これは第58回の例です。
3級:12時~14時
2級:14時50分~17時
1級:12時から14時半
このようになっているので、セットで受験することができます。
ただ、1級と3級のセット受験はできませんのでご注意ください。
申し込み方法は?
申込方法は3種類ありますので、それぞれご紹介します。
1.公式サイトから申し込み
ビジネスマナー検定の公式サイトから申し込みを行います。
クレジットカード、コンビニエンスでの支払いを選択できます。
2.郵送による申し込み
申込用紙を入手し、郵送で申し込みを行います。
受験票が送付されたら申込書と受験料を現金書留にて送付します。
3.提出による申し込み
申込用紙を入手し、申込書と受験料を書店や大学生協へ提出し、領収印をもらった申込用紙を専用封筒に入れて郵送で申し込みます。