「報連相なんて面倒くさい」と思っていませんか?
会社ではよく「報連相をちゃんとしろ」と言われることがありますが、「なぜちゃんとしなければならないのか」が理解できないと、いまいちやる気になれませんよね。
しかし、どんなに能力が高くても、報連相がおろそかだと会社からの評価は下がってしまいます。逆に報連相を徹底するだけで会社からの評価が上がり、チームの動きを活性化することができます。
この記事では、報連相の重要性と、報連相が不足するとどんなデメリットが発生するのかを解説します。
また、上手な報連相をするポイントについてもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
報連相の重要性とは
「報連相ってめんどくさい」と思っている限りは、いくら上司から報連相の重要性を説かれても身に付きません。しかし、報連相の本質は、ただの面倒な情報共有ではありません。報連相によって会社の生産性を向上させることができるのです。報連相をおろそかにするとチーム全体に迷惑をかけ、自分の首を絞めてしまいます。
報連相の重要性を知っている人は、確実に周囲からの信頼を得ることができます。まずは、報連相の重要性について見ていきましょう。
業務のスピードが上がる
報連相を徹底することで、業務のスピードが上がります。チーム内で「何が、いつ、どうなったか」を共有できていると、連携にタイムラグが生じなくなり、スムーズにプロジェクトが進行します。報連相を怠ると、その分だけ全体の生産性を下げることになります。
また、あなたがきちんと業務をこなしていることを上司に知ってもらうことで、高評価につながります。チームはあなたが今何をやっているのかを把握できるため、あなたに対して信頼を寄せるようになります。
トラブルを防ぐ・最小限にする
時に自分では問題を感じなくても、トラブルの元になりうる状況を報告していることがあります。上司やチームメンバーがそのことに気づくことができ、トラブルを未然に防げるということも。
また、自分のミスやアクシデントは報告しにくいものですが、悪い情報ほど迅速な対処を行う必要があります。それらの情報がすぐに上司に伝わることで、被害を最小限にとどめることができます。
コミュニケーションが活性化してチームで動きやすくなる
報連相がスムーズになされていると、部下と上司、またチームメンバー同士の間に信頼関係が生まれます。上司は部下が報連相を怠らないことを知っているので、安心してより大きな仕事を任せるようになります。部下も上司を信頼しているため、ミスやアクシデントが起こっても隠すことなく上司に報告します。
このような信頼関係が構築されているチームのコミュニケーションはどんどん活性化していくため、優れた成果を挙げることができます。
報連相不足によるデメリット
一方、報連相が不足すると様々な弊害が出てきます。ミスを起こす以上に、報連相を怠る方が会社の評価を下げるといってもいいでしょう。報連相不足がもたらすデメリットを見てみましょう。
報告不足の場合
まず、報告が定期的に行われないと、上司は部下の状態を把握できず、不安になります。「あれはどうなっている?」と上司の側から逐一確認しなければならず、無駄な業務を増やしてしまうことになります。
また、クレームやミス、アクシデントは報告が遅くなればなるほど被害が拡大します。すぐに報告しないことで、その被害の責任を取る上司に大きな迷惑をかけてしまいます。
他にも、自分では問題ないと思って報告しないでいる事柄が、実は重要だったということもあります。その場合、上司の対応は後手後手に回ってしまい、対応に時間がかかってしまいます。
連絡不足の場合
打ち合わせや会議の連絡がなされなかったり、ぎりぎりになると、参加者は事前準備ができないため、その日全体のスケジュールが圧迫されてしまいます。
また、遅刻や欠勤の連絡を怠ると、チームを不安にさせて疲れさせてしまい、信頼を失います。
そして、プロジェクトに変更があった際に連絡が不足すると、チームメンバーの理解がずれたままプロジェクトが進んでしまい、修正作業が必要になります。
相談不足の場合
仕事をしていると、時に作業手順がわからなかったり、状況に応じた最適な判断が思いつかなかったりします。そんな時、上司に相談すればいいのに自分を信じて進んだ結果、指示と違うことを行ってしまい、結局やり直すはめになる、ということがあります。
同じく、相談をしなかったために目標が未達成で終わってしまい、チームや上司に迷惑をかける、という事態も起こりえます。
また、プロジェクトを違うやり方で進めた方がいいと思った場合も、本来であればメンバーに相談すべきです。独断での作業変更は、チーム内に混乱を引き起こします。
報連相を適切に実行するポイント
報連相をきっちり行うことで、前述したようなトラブルを未然に防ぐことができ、周りからも信頼されるようになります。そこで、今度は報連相を適切に実行するポイントを見てみましょう。