報告書作成法―技術者必携!読み手をうならせる
こちらは、報告書を作成するための基本的な方法やコツが紹介されている1冊です。読み手の気持ちになって書くテクニカルライティングをもとに、伝わりやすい報告書の書き方を紹介しています。5W1Hや出典を明らかにするなど、すぐに使えるコツも学べます。
誰にでも伝わる 文章力のつくり方
こちらは、「上司が納得できる報告書が書けない」「文章を作るのに時間がかかってしまう」などの悩みを持つ方におすすめの1冊です。こちらの本では、「伝わる文章には、頭の良さや豊かな表現力は一切必要ない」と述べられており、書くことが苦手な方でも、わかりやすく伝わる文章を書く方法が紹介されています。
全米NO.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術
こちらは、プロのセールスライターによる文章の書き方を紹介した1冊です。著者のシュガーマンジョセフ氏は、アメリカにおける広告のパイオニアであり、対面販売を一切せずに宣伝文だけでサービスを販売した伝説を持ちます。その経験をもとに書かれた文章の書き方は、営業マンや説得力のある提案書を書きたい方におすすめです。
伝わるのは1行。
こちらは、「簡潔な文章こそ伝わりやすい」をモットーに、わずか一行で相手にきちんと伝える方法を解説しています。著者は、コピーライター歴30年以上の田口まこ氏です。こちらの本では、女性の心の掴み方についても解説しており、女性向けサービスのマーケティングやSNSを担当している方におすすめです。
4.英文のビジネス文書を書きたい方向けの本
ここからは、英文でのビジネス文書やメールを書く方におすすめの本をご紹介します。英語が苦手な方や海外とのやり取りが多い方は、こちらで英文の書き方やビジネスマナーを学びましょう。
英文ビジネスEメール 実例・表現1200
こちらは、英文のビジネスメールに役立つ表現やフレーズが紹介された本です。紹介されているフレーズは、問い合わせや見積もり交渉、注文の変更や提携の申し出など、あらゆるシーンに対応しています。すぐに使えるフレーズが多く紹介されているため、辞書代わりに使えます。
会話もメールも 英語は3語で伝わります
こちらは、英文を「主語・動詞・目的語」の3語で内容をわかりやすく伝える方法を紹介しています。基本的な3語の組み立てパターンをもとに、難しい内容でも伝えられる方法が解説されています。また、伝わりやすい英文と伝わりにくい英文について、双方の例文が紹介されているため、自身の英語のどこが間違っているのか明確になります。
ビジネス文書検定の勉強をしたい方向けの本
ビジネス文書のスキル向上のために、ビジネス文書検定を受験することも有効です。ビジネス文書検定とは、実務技能検定協会が主催する試験で、毎年6月に試験が行われます。試験では、ビジネス文書のマナーや書き方、さらには文書の取り扱い方についても問われます。
勉強の際は、基本的な書き方から応用問題まで学ぶことができるビジネス文書検定受験ガイドが役立ちます。また、実践問題を解きたい方は、過去問が掲載されているビジネス文書検定実問題集がおすすめです。
ビジネス文書の書き方のポイント
本で書き方を学んだ後は、以下で紹介するビジネス文書の書き方のポイントを意識しながら書いていきましょう。
- 伝える相手を明確にする
- 構成を作成する
- まずは書いてから体裁を整える
ビジネス文書を書く際に最初に行うことは、伝える相手を明確にすることです。もし宣伝文を書くのであれば、ターゲットを明確にすることで、相手が求める情報を明確になります。
伝える相手を明確にした後は、構成を作成します。ビジネス文書は、忙しいビジネスパーソンでもすぐに内容が把握できるような構成にしなければいけません。そのため、伝えたい内容や結論を冒頭で述べ、その詳細を後述することで、読み手は「〇〇について書いている」と理解しながら読み進めることができます。
そして、文章を書く際は、まずは文字に起こしてからそのあとに体裁を整えることを意識しましょう。一度文章にし、何度も言葉遣いや言い回しを修正することで、より読みやすい文章へ改善できます。
ビジネス文書を作成する際は、以上の3点を意識し、読みやすい文章を心がけましょう。
自身にあった本を選んでビジネス文書作成スキルを高めていきましょう
ビジネス文書の作成におすすめの本をご紹介しました。自身にあった1冊を見つけるためには、まずはどんな知識やスキルを身につけたいのか明確にしましょう。そして、気になる本の中から1冊に絞り、その本の書き方を徹底的に学びましょう。
なお、ビジネス文書の書き方に限らず、文章力を向上したい方は、日記をつけることも有効的です。文章力は実際に書いてこそ身につき、日記をつけることは文章を書く練習になります。本や日記など、日々のトレーニングを積み重ね、ビジネス文書作成スキルを高めましょう。