目的に応じているか
集めてきた情報は、目的に応じているか確認しましょう。例えば、新提案のために情報収集した場合、その情報が新提案に活用できる情報なのかを確かめます。情報を集める際には、常に「この情報は目的を達成するために必要か?」を念頭に行うようにしましょう。
信頼できるか
情報の信頼性も確認しましょう。特に、情報をプレゼンや市場調査に活用する場合、情報源が明らかでないと説得力がありません。特に、インターネットやSNSで入手した情報の場合は、公式サイトや公的機関のサイトで信頼性のチェックを行いましょう。
最新の情報か
情報の新しさも重要です。例えば、市場調査で情報収集した際、情報が古いとデータとして参考になりません。1つの情報源のみに頼るのではなく、複数の情報源を比較して、本当にその情報が新しいのか確認しましょう。
情報を活用する
情報を取捨選択できたら、その情報をいかに活用するかを考えます。こちらでは取捨選択した情報の活用方法の例をご紹介します。
SNSやツールで情報を拡散する
情報を活用する方法の1点目は、集めた情報をSNSやツールで拡散することです。TwitterやFacebookなどは、同じ興味や趣味を持つユーザーが繋がりやすいという特徴を持ちます。そのため、SNSで情報を共有することで、自身がその情報について興味や知識があると知ってもらうきっかけになります。これにより、ユーザーから情報が集まりやすくなり、情報収集の効率化を図れます。
気になる記事をストックする
情報を活用する方法の2点目は、集めた情報や気になる記事を随時ストックすることです。情報をストックすることで、いつでも情報を引き出しやすくなります。ただし、上述のように、目的とかけ離れた情報まで、「いつか役立つだろう」とむやみに情報をストックすることは避けましょう。情報収集の目的に応じ、信頼性が高い情報をストックすることにより、その情報が必要になった際に活用しやすくなります。
情報収集する際に意識するポイント
ここまで、情報の収集から活用までの流れをみてきました。この流れを正しく成立させるためには、まず最初の情報収集の段階で、正しくポイントをおさえていることが重要です。こちらでは、情報収集する際に意識すべきポイントについてご紹介します。
広い視野をもつ
情報収集で意識すべきポイントの1点目は、広い視野をもつことです。先入観を持ってしまうと、情報に偏りが出てしまう可能性があります。例えば、「〇〇は女性向けだから、女性の意見だけを集めよう」などの先入観があると、必要な情報を除外してしまう可能性があります。情報収集する際は、先入観を捨て、広い視野を持ちましょう。
情報同士の共通点・相違点を見つけ出す
情報収集で意識すべきポイントの2点目は、情報同士の共通点や相違点を見出すことです。情報の共通点を見つけることで、その情報における通説が次第に明らかになります。また、情報の相違点がある場合は、「なぜ異なるのか」を考えることで、より情報への理解を深められます。
時間をかけ過ぎない
情報収集で意識すべきポイントの3点目は、時間をかけ過ぎないことです。情報収集をしたからといって、必ず答えが見つかるわけではありません。しかし、答えを見出すまで際限なく情報収集すると、情報の取捨選択や活用に時間を割くことができなくなります。情報収集をする際は、ある程度見切りをつけることも大切です。
また、長時間の情報収集にならないよう、普段から情報収集を行いましょう。5分ほどの情報収集を行うことで、情報処理能力が養われ、また必要な情報がストックされていきます。
効率的に情報収集する方法
これまでは、情報収集の正しい方法について解説しました。普段から情報収集することが多い方は、正しく行うだけでなく、情報収集の効率化を図ることをおすすめします。情報収集を効率化し、情報収集にかかる時間や手間をできるだけ軽減しましょう。
情報収集に便利なアプリ・サイトを活用する
情報収集の効率化の手段の1点目は、アプリやサイトの活用です。アプリやサイトには、さまざまなメディアの情報が集約されているため、情報を探し出す手間を軽減します。また、お気に入り登録などの便利機能を活用することで、よりスピーディーに情報収集ができます。
情報収集に役立つアプリ・サイトとして、Smart Newsをご紹介します。Smart Newsは、「世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける」をモットーに、幅広い情報収集が可能なサービスです。取り扱いジャンルも政治、経済、テクノロジーからスポーツやグルメまで幅広く揃っています。また、Smart Newsはオフラインでも記事が読めるため、いつでも場所を気にせず情報を集められます。
他にも、ビジネスニュースを収集したい方は、News Picksが役立ちます。News Picksは、政治や経済、マーケットなどビジネスに関するニュースをメインに取り扱っているメディアです。各記事にはコメント欄があり、専門家や著名人のコメントを読むことができます。また、ピックと呼ばれる機能で気になる記事をSNSやブログで共有することも可能です。
情報収集に便利なツールを活用する
情報収集の効率化の手段の2点目は、ツールの活用です。
例えば、RSSリーダー機能が搭載されたInoreaderは情報を集める際に役立ちます。RSSリーダーとは、WEBサイトのURLやキーワードを登録すると、自動で最新情報を収集する機能です。わざわざ複数のサイトを閲覧しなくても、Inoreaderのツール内で、情報を一括でチェックできます。
また、情報のストックにはPocketが役立ちます。Pocketのアプリをダウンロードすると、気になる記事をどんどんアプリ内に保存できます。さらに、Pocketに保存された記事はオフラインの状態でも閲覧可能です。
普段から情報収集を行い、スキルを養いましょう
情報収集の正しい方法と効率化する方法をご紹介しました。情報収集とは、収集した情報を活かし、成果物や行動に繋げることが目的です。しかし、情報収集が苦手な方は、情報を集めることが目的となっている可能性があります。意義のある情報収集をするためには、情報収集の目的を忘れないようにしましょう。
また、情報収集を正しい手法で行うことも大切です。情報を集め、情報を取捨選択し、そして情報を活用する、この流れを意識して情報収集を行いましょう。普段から情報収集することが多い方は、アプリやツールを活用し、情報収集の効率化を図ることもおすすめします。